まずいどんぐりをつけるという森のうわさになってしまい
どんぐりをつけなくなってしまったどんぐりのき。
そこへりすがやってきて
どんぐりのきにすみつきますが・・・。
平成21年度 長野県読書感想文コンクール「課題図書」と、
平成21年度 栃木県の優良推奨図書に選ばれました。
定価:本体1260円(税込み) PHP研究所=刊
ホームページはこちら: Akiko Kameoka Home Page
今、巷には問題集、ドリル、家庭教師、塾などの教材や教育産業がたくさんあふれています。これらは、子どもの学力を向上させる教育ソフトといえますね。
多くの人は、教育ソフトさえ良質なものを与えていけば子どもの学力は伸びるものだと考えています。
しかし、いくら良質なソフトを与えても、子どもの能力に不安や心配、疑問を感じている人がそばにいれば、学習効果はほとんど上がりません。子どもにその不安が伝染するため、学習効果が上がらないのです。
残念ながら、教育のプロと言われる人たちも、その点に気づかずに子どもの学習指導をしているケースが多いと思います。
私は、「でき太くんの算数クラブ」発足以来、数多くのお子さんの学習指導をしてきました。その経験から断言できることは、子どもの能力を全肯定できる人がそばにいれば、子どもは必ず能力を伸ばしていくことができるということです。
つまり、子どもの能力伸長において重要なポイントは、ソフトの問題より、子どものまわりにいる大人の意識の問題の方が大きいということです。
この絵本に登場する『どんぐりのき』は、心ないリスの言葉に傷つき、自信をなくしてしまいました。しかし、自分のことを全肯定してくれるリスとの出会いによって、全てがプラスの方向へと一変したのです。
これは絵本の世界だけでなく、私たちの現実世界でも通じることです。
子どもは、自分の能力を全肯定してくれる人がそばにいてくれたら、安心し、集中して学習をすることができるのです。その結果、子どもは自分の能力をどんどん伸長させていくことができるのです。
子どもの能力を伸ばすには、どうしたら良いのか。
それは、あなたが、子どもの能力、子どもの存在を心の底から全肯定することなのです。
この絵本は、そのことを私たちに教えてくれています。
この『どんぐりのき』は、子どもだけでなく大人にも読んでほしい絵本です。
![]()