当算数クラブでは、自分の中にある“法則性”を発見するために
①“まねる” と、②くり返し を学習原理の根本に据える学習法を実践しています。
当算数クラブでは、私たちの「外」にある知識を学習する時、“まね”を徹底させます。
学習とは、「外」にある知識を“まねる”ことで、自分の「内」にある法則性を理解することだと考えているからです。
みなさんは、ピタゴラスという人を知っていますか?
ピタゴラスは、長い年月をかけて、ひとつの定理を発見しました。
「こうだろうか? ああだろうか?」と、何年もの間考えぬいた末に、ひとつの定理を発見したのです。
でき太くんの算数クラブでは、ピタゴラスが体験を通して発見したと同じように、子どもたちにも自分の体験を通して発見していく「体験学習の場」を提供しようと考えました。
これが、「でき太くんの算数」です。
ピタゴラスと同じように、体験を通して発見をしていく学習をするためには、具体的な問題の中に隠れている“法則性”を見つけだしていく学習が必要です。
ただ、ピタゴラスが何年もかけて発見したように、同じ年数をかけて勉強していくのでは現実的ではありません。
そこで、当算数クラブが重視したのは、“体験”です。
当算数クラブでは、「学習=体験」として位置づけています。
『学習とは、体験を通して自分の「内」にある“法則性”を再発見する行為』と考えています。
ですから、当算数クラブが重視したのは、せめてピタゴラスが体験を通して発見したと“同じ循環の体験”を子どもたちに経験させてあげたいと考えたのです。
“同じ循環の体験”ですから、ピタゴラスと全く同じ体験ではありません。当算数クラブが用意した“同じ循環の体験”とは、ポイントだけをまとめた「短縮版の体験」です。
「短縮版の体験」ですが、ピタゴラスと同じ流れを持った体験です。
その意味で、“同じ循環の体験”と表現したのです。
そして、この「短縮版の体験」を学習することで、子どもたちは、ピタゴラスが何年も時間をかけたように、長い時間をかけなくても、加速度的に学習を習得することができます。この意味では、「でき太くんの算数」は、加速度学習のための学習材であるといえます。
私たちの先祖が残した膨大な数学の体系を、彼らと同じように体験を通して再発見しながら加速度的に学習を習得していくには、どのようにしたらよいのかということが、当算数クラブの学習材を開発する上での大きなテーマでした。
このテーマをクリアーして誕生したのが、「でき太くんの算数」です。
「でき太くんの算数」は、積み残しがたくさんあるお子さんでは、過去の学年に戻って加速度的に学習を進め、一気に現在の学年まで立ち上げることが可能です。
このように「でき太くんの算数」は、加速度学習としての活用の仕方もある学習材ですので、積み残しのあるお子さんだけでなく、積み残しのないお子さんでも、その用途に応じて幅広く利用することができます。
つまり、積み残しのないお子さんでは、短期間で先取り学習や飛び級学習を行っていくことが可能です。
このようにして生まれたのが、「みるみるでき太」です。
そして、中学受験を目指すお子さんたちには、加速度的に学習を進めることができるというメリットをフル活用して、現在では、中学受験用の「スーパーでき太」が開発されました。
このようにして現在では、色々な種類の「でき太くんの算数」が誕生しています。
ただ、「でき太くんの学習材」は、加速教育として活用できますが、ここでしっかりとポイントとしておさえておくべきことは、十分に加速教育のメリットを生かすためには、“正しい学習の仕方”を知っておく必要があるということです。
“正しい学習の仕方”とは、“まねる”学習です。
「でき太くんの学習材」で加速度的に習得していくには、ひとつひとつの具体的な問題を、でき太くんの学習材で設計されている手順通りに“まね”をしていく必要があります。
なぜなら、でき太くんの学習材は、“まね”を通して“法則性”を発見できるように設計されているからです。
極論すれば、でき太くんの学習材は、子どもたちが体験を通して“法則性”を発見し、その“法則性”を血肉化するように作られていますから、自分流の考え方を捨てて、純粋に“まねる学習”をする必要があります。
自分流の考え方で勝手に勉強していたのでは、いつまでたっても“法則性”を発見することができないからです。
体験を通して、“法則性”を発見するには、でき太くんの学習材の手順にそって、徹底して“まね”をしていくことが大切です。
このようにして、体験を通して“法則性”を発見していくことができるようになると、子どもは、「知」への好奇心を増していきます。
そして、「知」への好奇心がさらに学習意欲を育て、自立学習を可能にしていくという好循環を作っていきます。
“まね”ができるようになれば、あなたのお子さんの学力は飛躍的に向上します。